Dreikäsehoch -チーズ3つ分の高さ-

Dreikäsehoch(チーズ3つ分の高さ)は、形容詞ではなくて、名詞です。「お前はチーズ3つ分の高さだな」というように使われます。

チーズ3つ分の高さは、何センチぐらいだと思いますか?

実は、この表現は、高さではなく、人を指します。人と言っても、子供だけで、大人ぶりたがる子供の事を指します。

日本語では『お転婆』または、『おませさん』に当たるかと思います。使い方としては、『まだ小さいから、無理だよ』と子供に言い聞かせるときに使います。

例えば、子供がレストランで、お子様メニューではなく、大人用のメニューを頼みたがるとします。そういう時に

Du bist aber ein Dreikäsehoch!“ (でも、まだお前はまだチーズ三つ分の高さだぞ。)

ということができます。「まだ小さいから、それは無理だろう」という意味になります。

語源

ヨーロッパなので、チーズがここに登場するのはわかる気がしますが、チーズ三つ分の高さと言われても、なんだかピントきませんよね。

語源には諸説がありますが、今回は二つだけ紹介します。

一つ目は、中世ではチーズがヨーロッパ中に広まっていたため、チーズが実際に測り替わりに使われていたかもしれないという説です。ここでいうチーズは、オランダの丸い大きなチーズを想像してください。サイズや重さは、国境を越えても、大体同じだったといわれています。

二つ目は、フランス語のcaissa箱)が、ドイツ語のKäse(チーズ)に転じたという説です。箱三つ分の高さというと、イメージしやすいですね。

死語になりつつある?

実は、このとてもかわいい表現は、死語になりつつあるといいます。ウィキペディアのDreikäsehochのページや、その他のページによると、2007年に『絶滅の危機に面している、ドイツ語で愛されている言葉』第三位に選ばれたと言います。

日常的に使われなくなってしまったものの、ドイツ人に聞いたところ、知らない人はいませんでした。

「え~!何でそんな表現まで知ってるのー!」というリアクションがもらいたかったら、ドイツ人の友達の前で、一生懸命背伸びをする子供に”Du bist ein echter Dreikäsehoch!“と言ってみましょう(笑)

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