海外で日本人は他の日本人を避ける?じゃあ、ドイツ人は?

スロバキアの宿泊施設で働いていた時、私よりもずっと長くいる同僚が面白い事を言ってきた。

「ブリティッシュはいつもブリティッシュと一緒にいるっていうことに気づいた?」

この東ヨーロッパ付近には、GAPイヤー(高校と大学の間の約1年を自分探しなどに充てること)で来ている、18歳くらいのイギリス人などが沢山いる。そして、安いビールでデロデロに酔っ払い、地元でもあまり歓迎されない旅行客として悪名高い。

でも、確かに言われてみると、イベント何かがあって、色々な国から来ている人がたくさん集まっていても、スコットランドやイギリスやアイルランドから来た人たちは、いつも最後には一緒にいるのだ。

夜 のシフトで、酔っぱらった人たちの為に、夜は鍵をかけている玄関のドアを開けてあげると、イギリス人はイギリス人とペアになって帰ってくる。私のイタリア 人のルームメイトを含め、他の国の人達は、北欧から来たブロンドでかわいい女の子に特に集中する。他の国から来た人たちの中では、特にパターンは見えてこ なかった。

それから、BBCラジオのPoint of Viewで、イギリス人の筆者が、イギリス人の『他』に対する閉塞的な態度について語っているのを聞いた。わざわざ、パッケージツアーで海外旅行に来たけ れど、食べ物は不慣れな物よりは、慣れたものを選びがちだということなどが語られていた。そういう文化やステレオタイプがあった事自体知らなかったので、 「だからそうだったのか」と聞いてから納得した。

日本人の日本人嫌い

普段中国人だと勝手に思われてしまう私は、ホステルなんかにいる時に、日本人と英語で話していたりすることがある。そんな時、大抵日本人にたいして批判的な事を言うため、「私も日本人なんですけれど」と言いだすことができないことがよくあった。

日本に対する思いを聞いていると、確かに分かる気はする。ただ、日本はもう嫌になったからといって海外に来て、結局日本に戻っていった人も沢山知っているし、そのまま海外にいたけれど、日本はよかったなと郷愁に浸るような人も沢山いる。

短期だろうと長期だろうと、こうやって、少し海外に来て、自分の国を見直す機会があるのはいいことだと思う。

ただこういう時に、語学留学で一緒に来ていた他の日本人に対して「~は日本人とは話さないで、外人ばかりと話そうとしてる」などというのは、よくない。

最 近子供のいるイラン人の友人と会った時に、「他のイラン人とは距離を置くようにしている。一回知り合いになったら、噂話とかで、何かと面倒くさくなる」と いう話を聞いた。子供がいるから、海外で子育てをしている他のイラン人と知り合いになったらいいのではないかと思っていたけれど、どうやらそうではないら しい。何となく、日本人と似ているなと思った。

英語で話すドイツ人

最近、クラスメイトに貸してもらった(貸し付けられた)ドイツ人に関する本を開いたら、このイギリス人の筆者はこんなエピソードを残していた。

ド イツ人の彼女と、山に登っていた時、ドイツ人のカップルと遭い、一緒に話しながら頂上を目指していた。この時、会話はずっと英語だったため、筆者は30分 ほど経ってから、遂に「お互いドイツ人なんだから、ドイツ語で話せばいいじゃないか」といった。すると、みんな気前が悪そうに笑ってから黙り込み、最後に は自然解散した。

こういうこともあるんだなと思った。確かに、海外に来ているドイツ人は英語が話せる人が多いし、第二か国語でも話が通じるのだ。でも、相手が他のドイツ人とは話したくないのだろうなということろもあり、知っていても英語で話しかけるということがあるのかもしれない。

こ の話を、ドイツ人の知り合いに話したら、旅行中に同じようなことがあったそう。但し、英語をドイツ語の癖がなく話せるこの知り合いは、ドイツ人のカップル にドイツ人だとばれずに、英語でずっと話していたそう。そして、どこから来たかという話になり、気まずくなって「オーストラリアの、シ・・・シドニーから きました」と言ったそうだ。

面倒くさい

こういう話を聞いていると、なんて面倒くさいんだろうと思う。

スペイン人とか、お互いにスペイン人だということがわかると、「え~!同じスペインから来たのー!どこから~?」と、この時点で、周りに何人がいようとも、既にスペイン語を話している。

私 は、こういうセッティングで、日本人と会うのが苦手だ。「このまま英語を話していたら、何で日本人同士なのに英語で話してるんだろうって思われる?でも、 日本語になったら、周りの人が会話に混ざれなくなるし・・・」という、葛藤が始まる。こういう時は、100パーセント相手の出方を見て、相手に合わせるけ れど、相手の日本人の思っていることが気になって仕方がない。

海外に10年以上住んでいて、まだそんな風に感じるの?と言われるかもしれないけれど、海外生活が長いからこそ、変に海外かぶれしていると思われなくはないのである。

こ ういう時、ドイツ人同士は、英語でお互いに問題なく話し合う。パーティーでも、輪の中に一人でもドイツ語が話せない人がいれば、お互いに英語を話し合うこ とがよくある。子供の頃からずっとドイツ語で話してきた長年の友人でも、この輪の中では英語をお互いに話す。そして「英語こんなに話せるなんて、知らな かったよ」ということに気づくこともあるようだ。

母が英語を習い始めたと言ったら、「じゃあ、お母さんともう英語で話してみた?」と友人に聞かれた。そんな、家族や日本の知り合いと英語で話すなんて、こっ恥ずかしくてできないよ!という気持ちは、あまりわかってもらえない用だ。

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